![]() 井戸園芸代表・井戸 英兒 プロフィール 1949年 和歌山県生まれ 1970年 和歌山県農業大学校(現)卒業。 1970年 派米農業研修生(5回生)花卉園芸・苗木専攻として渡米 ワシントン州Big Bend Community Collegeで語学3ヶ月 オレゴン州MedfordにてPearの収穫研修2ヶ月 ワシントン州OmakにてAppleの収穫研修1ヶ月 オレゴン州PortlandのWhole SaleのNurseryにて苗木の専門研修15ヶ月。 カリフォルニア州SalinasのHartnell Collegeにて専攻のHorticultureを3ヶ月間専門に学ぶ。 (この間Hartnell College学長様宅にホームステイさせていただいた) 1972年 帰国前Rhododendronの苗を日本に送る 1972年 6月帰国後すぐに就農 1973年 Rhododendronを輸入栽培し始める 1974年 盆栽講師をしていた父に学び、盆栽を習い始める。 |
広大なアメリカ農業より純日本的な農業の縮小版と解釈、美術、芸術的なところに魅力を感じる。 父と共に紀州米つつじ(紀州雲仙)を主に、さつき、松柏類を常時一万鉢以上を盆養する。 特に山取り新木は難しいが、創作意欲をかきたてました、庭先販売にもかかわらず、北海道から九州まで全国いたるところから買いに来ていただきましたが、時代の又は人々の趣向の変化により盆栽を減らし、その後実付盆栽の技術を活かし、その頃珍しいキウイフルーツの実付鉢物をハウスで栽培し始める。 その頃から栽培したポットフルーツの種類は…キウイ、みかん、金柑、レモン、ビワ、ぶどう、すいか、マスクメロン、プリンスメロン、千成ひょうたん、大実ピンクグアバ、ストロベリーグアバ、カラント、アセロラ、ミラクルフルーツ、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、クランベリー、そして当園のホームフルーツ3本柱ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、など多種類に及び現在に至っています。 |
その時命名したのが”The Pot Fruit Plants”鉢植実付果樹、要訳して“ポットフルーツ”です。 |
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1981年 ブルーベリー初導入![]() ブルーベリーは当初園芸用、ポットフルーツ用として導入しました。 濡らした新聞紙に包まれた用土がわずかに付いた活着間もないような小さな苗で、よく分からぬまま手探りで栽培をし始めました。 さつきを盆養していたので、鉢植は、鹿沼土で植え、それが合ったのか良く育ち、露地植は赤なめら岩の土を入れた新畑だったので、不思議なくらいよく成長しました。 さし木繁殖も、休眠枝、春の剪定枝の春挿し、緑枝挿しともによく発根し、木は小さくても果実は何も苦労せずたくさんつきました。 ただ実が小さいのでホルモン剤を散布してほとんど落下させてしまったりしました。 その後「ブルーベリーの栽培」(岩垣駛夫、石川駿二編著、昭和59年11月30日発行)1984年11月の新刊案内が本に挟まれているので発売後すぐ購入したのでしょう。 やっとブルーベリーのことを詳しく書いた本を手に入れ何度も読み勉強させてもらいました。 ブルーベリーは作りやすいのですぐに値崩れを起こすだろうと思っていました、その通りでした。 数年間は売れましたが、その後良い苗や鉢物もさっぱり売れなくなりました、その時代にはまだ早すぎたのです。 果実のほうも同じような経過をたどったようでした。 ![]() 転換作物として希望に満ちて植えたブルーベリーも、やがて他品目に代わっていったようでしたが、ホームフルーツとして、ポットフルーツとして、こんなに適したものが何故売れんのやと残念な思いをしながら作り続けました。 露地植えは他の作目に代わりましたが、ポットフルーツは少量ずつながら、実が色付く頃にはずっと市場に出荷販売し続けました。 トンネルを抜けたのは、協会ができる3年前くらいからだったと記憶しています。 実付のものが引っ張りだこになり、苗もよく売れはじめる。 そして数年後みのさんのお昼のテレビ番組、浜村淳さんのラジオでの放送など、そんな予想もしないブームにのり、流行廃れの多い中こんな風に伸びるとは、想像をはるかに超えるものになっています。 ブルーベリーは今後益々フレッシュブルーベリーの需要の伸び、ガーデニングにかかせない木として、そして手軽に楽しめる“ポットフルーツ”としてもっともっと親しまれ、可愛がられることを期待してやみません。 |
活動年表 ・2001年:和歌山県農業研究賞を受賞 ・2002年:和歌山県指導農業士に認定。 ・2003年:観光ブルーベリー摘み取り園に着手(摘み取り園記録) ・2005年:観光ブルーベリー摘み取り園ブルーベリーカントリーをオープン ・2005年:全国農業コンクール園芸部門毎日新聞支局長賞受賞 ・2005年:和歌山県就農支援センター研修生受け入れ農家。 ・2005年:ブルーベリー栽培希望研修生受け入れ。 ・約35年の間、受入農家として農大生の農家実習(2週間) ・派米農業研修生の渡米前研修(1ヶ月) ・外国人留学生(アメリカ人)の農業研修留学(3ヶ月) ・中学生の職場体験学習(1日) ★県就農支援センター農家実践研修など受入農家として研修生の指導にも微力ながら全力を尽くしています。 |
ブルーベリー&ベリー類研修会講師 和歌山県においても栽培意欲が高くなっています |
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