露地植え栽培の育て方・ポイント ブルーベリー苗木

☆ブルーベリーは有機質の多い、保水性、排水性、通気性の良い酸性土壌を好みます。

■ 施肥について
・有機配合肥料(N6:P5:K5)1株当たり約50gを、植え付け10日後に
  株より約30cm離し広く施す。・植え付け後1~2年間は、約50~100gを3,5,9,11月に施肥し
  新梢の伸長促進の肥培管理をします。

・4年目以降は1株当たり約100~200gを3月,(5月),収穫後の9月に施します。

・ブルーベリーは肥料に敏感です。やり過ぎると簡単に枯れますので、ご注意下さい。

■ 植え付け方法
・直径60~70cm深さ30~40cmの植え穴の土を掘り上げ、ピートモス約50?と
  モミガラ30~50?またはパーライト約10?を掘りあげた土とよく混合し、埋め戻します。・苗木を植え付ける前に植え付け用土をよく湿らせておきます。

・苗木の根鉢をよくほぐし根を広げて、深植えにならないように表土より少し高くなるように、植え穴に置き、約10?のよく湿ったピートモスで根鉢を包み込み、次に最初に作った混合土で覆土します。

・深植えにならないように、表土より少し高くなるように植え付けます。

・支柱を立てて樹が動かないように固定します。

・植え付け後は水をたっぷり与えます。

・木材チップ、ワラ、モミガラなどで、10~20cmくらいの厚さにマルチをします。
 (水分の蒸散をを防ぎ、地温を下げ、地温を一定に保ち、防草効果もあり、苗の生育を良好にします)

■ 植え付け苗木の剪定
・2~3年生の苗木が良く活着し、植え付け後の生育も良好です。

・1~2年生ポット苗木は花芽より手前(頂芽より約20cm前後)で切り返し剪定し、
 樹勢の強い枝(シュート)1~3本を残し、翌年出てくる強い新芽を分岐させ樹形を整える。 

・初年度(1~2年)は、主軸枝に実を付けずに生育を優先して育てる。

■ 植え付け間隔
・ハイブッシュでは列間2m×樹間1.5mとします。

・ラビットアイでは列間2m×樹間2mとします。

■ 植え付け時期
・苗木の植え付け適期は休眠期です。発芽前(3,4月)までに植え付けます。

・温暖地では秋植え(9月下旬~10月下旬)も植え付け適期です。

・秋植えの効果は、休眠期まで根が活動して根付きますので、早春から根の活動が
 活発になり、良好な生育が得られます。
(水管理に十分な注意が要りますが、発芽後も6月ごろまでは定植可能です)

■ 土壌適応条件
・土壌pHはハイブッシュブルーベリーでpH4.2~4.8、ラビットアイブルーべリーでpH4.3~5.3に調整をします。

・pHが高い場合は硫黄粉末を混入するか、ピートモスを多く混入し土壌酸度を調整します。

・硫黄粉末を1穴当り100g混入すると約pH1下がります。

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